レクリエーションを企画する際は、利用者だけでなく職員の自己実現にも目を向けましょう。職員の趣味や特技、やりたいことなどを取り入れてレクリエーションを企画してください。それを利用者に向けてアレンジすることになりますが、その際は中間層に標準を置きます。集団分母が最も大きい中間層の自由度に合わせてレクリエーションを行うことで、全体を満遍なく盛り上げられるようになります。満足に楽しめない利用者が出てくる可能性もありますが、その場合は個別に対応していきます。
導入時は、利用者の発語を促すことに重点を置いてください。発語によって利用者のレクリエーションに参加する意識が向上します。また、ウォーミングアップの効果も見込めるでしょう。レクリエーションは、利用者が安心感を持って進められるようにしなければなりません。そのためにも、レクリエーションの担当者や具体的な内容、開催時間などは必ず事前にアナウンスしておきます。レクリエーションの内容が不明瞭だと、自立度の高い利用者は不安を感じてしまいます。
進行時は、全体がバランスよくレクリエーションを楽しめるように配慮しなければなりません。例えば、グループ分けをしてレクリエーションを行うとします。盛り上がりに差があるようなら、盛り上がりに欠けるグループに対し、盛り上がっているグループの様子をアナウンスしてみましょう。それによって新たな刺激が生まれるかもしれません。また、自立度の高い利用者の力を借りるといった方法もあります。レクリエーションの時間だけ、いつもとは違う席に座って雰囲気を変えてもらうなどの工夫が必要です。
レクリエーションのアナウンスについては、いつ、どういったものを行うのかを、明確かつ印象的に伝える必要があります。発信の回数を増やしたり、レクリエーションの月間予定表を掲示したりしてください。月間予定表は、共用部のフロアだけでなく居室に近い場所にも貼るなど、工夫が必要です。また、担当する職員の名前やイラストなどがあると、注目度が高まります。
職員が利用者に声かけをする際は、フルネームで呼ぶことがポイントとなります。また、移動しながらではなく、立ち止まって声かけをしてください。フルネームで呼び、きちんと向き合って会話をすることで、「自分のために話してくれている」という安心感が生まれます。義務としてではなく、相手を思って接していることが伝われば、利用者側も積極的に取り組んでくれるようになります。
レクリエーションは全体がバランスよく楽しめるように配慮しなければなりません。事前のアナウンスや周囲の協力も必要になります。また、利用者に声かけをする際は立ち止まり、フルネームで呼ぶようにしましょう。
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